成人予防接種
予防接種を受けると、その病気に対する免疫が作られて、仮に感染しても重症化を防ぐ事ができます。さらに社会全体への流行を抑制する事にも繋がります。
幼少期に予防接種を受けていても、加齢により免疫が弱くなることもあるため、予防接種を受けて感染症から守りましょう。
当院で接種可能なワクチンについて
定期接種
法律に基づき市町村が主体となって実施します。(公費助成あり)
- 季節性インフルエンザワクチン
・65歳以上の方
・60~64歳で、心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能に障害があり、身の周りの生活を極度に制限される方
・60~64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方 - 2020年のインフルエンザワクチン
- 肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)
たつの市ホームページ
https://www.city.tatsuno.lg.jp/kenko/20100504.html
任意接種
- 季節性インフルエンザワクチン
- B型肝炎ワクチン
風しん(三日はしか)の抗体検査・予防接種
対象者は無料で風しん抗体検査・予防接種を受けられます。市町村からクーポン件が届いたら、積極的に抗体検査を受けましょう。
対象者
ご注意
- 輸入ワクチンには対応しておりません。
- 任意の予防接種は実費です。ワクチンの種類により、金額が違いますのでご注意ください。
- 肺炎球菌ワクチンは、高齢者を対象とする定期接種です。ご自身が対象であるか、お住まいの市町村へお問合せください。
成人予防接種外来日
通常の診察時間内に行います。
予防接種は完全予約制です。あらかじめご予約ください。
受付窓口にて直接ご予約いただくか、また、かかりつけの方はお電話でご予約を承ります。
小児予防接種
赤ちゃんがお母さんから授かる、病気に対する免疫は、成長とともにほとんどが自然に失われます。そのため、赤ちゃん自身で免疫を作って病気を予防する必要があります。
VPD(Vaccine Preventable Diseases)(ワクチンで防げる病気)はこどもたちの健康と命にかかわる重大な病気です。発育とともに外出の機会も多くなり、感染症にかかる可能性も高くなります。
お子様の健康と命を守るために当院でも予防接種を行っております。大切なお子様の健康にお役立てください。
- 複数のワクチンを最適な時期に接種できるよう同時接種も行っております
- アレルギーのある方の予防接種も医師の判断のもと受け入れを行っております
- 予防接種のスケジュールなどお気軽にご相談ください
接種可能なワクチン
生ワクチン
- ロタウイルス
- BCG
- 麻しん・風しん混合ワクチン(MR)
- 水痘
- おたふくかぜ
不活化ワクチン
- ヒブワクチン(インフルエンザ菌b型)
- 小児肺炎球菌
- B型肝炎
- 4種混合(DPT-IPV:ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)
- 日本脳炎
- ジフテリア・破傷風混合トキソイド(DT)
- A型肝炎
- 不活化ポリオ
- インフルエンザ
予防接種には、法律に基づいて市区町村が主体となって実施する「定期接種」と、希望者が各自で受ける「任意接種」があります。接種費用は、定期接種は公費ですが、任意接種についての補助内容等はお住まいの市区町村にご相談ください。
小児予防接種外来日
予防接種は完全予約制です。あらかじめご予約ください。
通常の診察時間内に行います。
受付窓口にて直接ご予約いただくか、また、かかりつけの方はお電話でご予約を承ります。
予防接種を受ける前に
接種を受ける前に、下記のことをご確認ください。
来院前のチェック・準備事項
- 体調はよいですか?
- 接種予定のワクチンの必要性、効果および副反応について理解していますか?
わからないことがあれば、質問事項を事前にメモしておきましょう。 - 母子健康手帳はお持ちですか?(小児予防接種の際には必須です)
- 予診票の記入はお済みですか?(成人予防接種の場合には当日窓口にてお渡しする場合もございます)
接種前のチェック事項
- 予防接種は体調の良い時に受けるのが原則です。
平熱など日頃からお子様の体調や健康状態を確認しておきましょう。体調がすぐれない時は予約を取り直すなど無理せず、別の日に接種をするようにしましょう。 - 予診票は接種する医師への大切な情報です。責任を持って記入し、母子健康手帳と一緒にお持ちください。
予防接種には対象年齢と接種間隔が決められています。
対象年齢外での接種については料金が自己負担となります。ご注意ください。 - 接種の日には可能な限り日頃のお子様の様子をよく知る保護者の方が付き添いいただくようお願いします。
予防接種を受けることが出来ない場合(当院規定)
- 生ワクチンを接種して27日以上間隔が空いていない場合
- 母子健康手帳をお持ちいただけなかった場合(接種間隔の確認や重複接種の防止のため、小児予防接種に限る)
- 明らかな発熱(通常37.5度以上)、ぜんそく発作を起こしている場合
- 急性期疾患に罹患している場合(1週間以内に発熱があったお子様など。但し接種医師の判断で接種を行う場合もあります)
- 罹患した疾患によっては治癒後2週間から1ヶ月経過していないと接種できない場合があります。(手足口病やリンゴ病、突発性発疹、かぜ等のウイルス性疾患などはおおよそ2週間を目安としています。麻しん、風しん、おたふくかぜ、みずぼうそうの場合は完治してから1ヶ月ほど間隔を空けます。)
- 当日接種希望の接種液に含まれる成分でアナフィラキシーショックを起こしたことがある場合
- 外傷などのケロイドが認められた場合(BCG接種のみ)
- B型肝炎の予防接種対象者で、母子感染予防として出生後にB型肝炎ワクチンを接種されたことがある場合
- ガンマグロブリンの注射を3ヶ月以内にされたお子様の場合(大量療法の方は6ヶ月)
- 医師が診察し、接種不可と判断した場合
新型コロナウイルス感染症流行期における追加規定
(2020.09.01現在)
下記中、1つでも該当する場合は接種できません。予約変更をお願いします。
- 14日以内に、本人または付き添いの方に渡航歴がある
- 14日以内に、新型コロナウイルス感染症患者または感染者疑いの方と接触した
- 同居している家族が基地関連の仕事に就いており、その方に体調不良がある
- 本人に咳・鼻汁などの風邪症状がある場合
- 付き添いの方の体調が悪い場合
医師との相談が必要な場合
- 他の予防接種を受けた際、副反応が見られた方
- 心臓、肝臓、腎臓、血液疾患での治療を受けている方
- 今までお薬によるアレルギー症状があった方
- アレルギー体質の方
- 今までにけいれんを起こしたことのある方
- 手術予定のある患者様(病院によって接種間隔の規定がありますので、ご確認ください)
- ご家族などに、はしかや風しん、おたふくかぜ、みずぼうそうなどに罹患している方がいる場合
- 中耳炎や肺炎によくかかる方
予防接種を受けたあとに注意したいこと
- 予防接種を受けた後、30分程、接種場所の近くで待機しましょう。急な副反応が出る場合があります。副反応がでたと思ったときはお近くのスタッフにお声がけください。
- 接種後、生ワクチンでは4週間、不活化ワクチンでは1週間は副反応の出現に注意しましょう。
- 接種部位の清潔を保つため入浴は可能です。入浴の際は接種部位を強くこすることはしないようにしましょう。
- 接種当日は激しい運動は控えましょう。
- 当院では予防接種後に注意事項や連絡先を記載した「予防接種後の案内」をお渡ししております。接種後に必ずお読みください。
予防接種のQ&A
- いつから予防接種が開始できますか?
- 生後2ヶ月から接種スタートです。
- 1回に複数の接種をしても大丈夫ですか?
- 同時接種の副反応については単独接種に比べて差はないといわれています。また各ワクチンの打ち忘れが減り、早期に免疫を獲得できます。同時接種によってそれぞれのワクチンの有効性に影響があったり、有害事象・副反応の頻度があがることはないと言われています。
- 予防接種を受けたら次の期間までどのくらい間隔を空けたら良いのでしょうか?
- 生ワクチンでは接種後27日以上、不活化ワクチンでは接種後6日以上空けましょう。
- 生ワクチンと不活化ワクチンの違いは何ですか?トキソイドはどのようなもの?
- 生ワクチンは生きた病原体の病原性を弱めたものを接種して、体の中で増やし免疫を作ります。不活化ワクチンは免疫を作るのに必要な成分を病原体から取りだし、可能な限り毒性をなくしたものを何回か接種して免疫をつくります。トキソイドは細菌が産生する毒素だけを取り出し、毒性を弱めたものを何回か接種して免疫をつくります。
- ワクチンで防げる病気にはどのようなものがありますか?
- B型肝炎やロタウイルス、ヒブ感染症、肺炎球菌感染症、ジフテリア、破傷風(はしょうふう)、百日咳、ポリオ、結核、風しん、麻しん(はしか)、おたふくかぜ、水痘(みずぼうそう)、日本脳炎、インフルエンザ、ヒトパピローマウイルス感染症、A型肝炎、髄膜炎菌感染症、黄熱病、狂犬病などです。このようなワクチンで防げる病気をVPD(Vaccine Preventable Diseases)と呼びます。
- タイミングを逃したワクチンがある場合はどうしたらよいですか?
- 市町村によっては公費の対象年齢が変わったり、生活背景によって任意でも接種したほうがよいワクチンもあります。なるべく早めにご相談ください。
- 副反応について心配です。
- 翌日は熱を出すことが特に小児の場合多くあります。熱が38.5度以上あっても元気にすごしているようなら様子をみましょう。本人の機嫌によって解熱剤を上手に使いましょう。ただし翌々日まで38.5度以上の発熱が続くようなら、受診するようにしてください。注射のあとが腫れたり、赤くかゆみなどがみられることもありますが、通常一時的なものですので、2〜3日のうちに消失します。ただし上記の症状が強い合やじんましん、呼吸困難などの症状がある場合は早めに受診してください。
予防接種への不安・疑問について速やかにお答えいたします。お気軽にお問い合わせください。